宿曜占星術 心宿の性質

心宿(しんしゅく)
心宿の人は愛想が良く、気さくな感
じなので周囲の受けは良いほうで
す。
しかし、その本質は「繊細」であり
「神経質」。
そもそも対人関係は苦手な宿なのですが、孤立することを恐れて「努めて明るく振る
舞う」、この宿の悲しい習性でしょうか。
俗な言い方をすれば、「外面と内面の落差が激しい」ですが、そんな単純な
精神構造ではありません。
精神の純粋度が高く、また人間が持っている「孤独感」を、これほど熟知している宿
は他にいないでしょう。
心宿が属する「蝎宮」(かつぐう)は、陰の気が強い宮。
また、この宮が示すものは「苦難に耐える力」。
この世は決して「楽園」などではないことを、この宿星は本能的に知っています。
さて、こういった人間の「心の影」の部分を上手く表現できる芸術家なども、
心宿の最適な舞台。
日本の文芸作家では「松尾芭蕉」「坂口安吾」「中原中也」「向田邦子」。
芸能界では「さだまさし」「郷ひろみ」「小池徹平」「西田ひかる」「絢香」。
映画界では「チャーリー・チャップリン」「渥美清」「ジョン・ウェイン」「榎本健一」
「アルフレッド・ヒッチコック」。
そして芸術の巨匠「パブロフ・ピカソ」も心宿の生まれ。
「健康に難あり」の暗示がある半面、医療関係に優れた適性がある宿です。
恋愛に関しては相手のペースに乗せられる人も多く、不本意な結婚になるケースも。
対人関係には臆病でも、恋愛に関してはなぜか雑になる傾向です。