宿曜占星術 星宿の性質

星宿(せいしゅく)
柳宿同様、その内面に激しい感情を抱いて
いる星宿ですが、こちらのほうが
人の好き嫌いは激しいでしょう。
外面は「若くして貫禄ある」風情です。
生まれつきの負けず嫌いで、頭から抑えつけようとしても服従しないどころか、
怒りを持って反発します。こういう子を持った親は、育てるのに苦労するで
しょう。
なので原典にも「父母生存、不能孝養」-父母の生存せるに孝養すること
能わず-「親孝行をしたいときに親はない」ということですね。
「自分流」を貫きたいために、親の意見に耳を貸さないことも多くなります。
とはいえ、親思いにかけては人一倍強い人が多いのも事実。
若い時期には運気が波乱含みのため、そういう気持ちを素直に出せる機会
が少ないのがこの宿の辛いところ。
仕事に関しては、二十七宿の中で一番の働き者といわれます。
目標が定まらず、いつまでもふらふらしていては、運気を損ねます。
星宿へのアドバイスとしては、早い時期に人生の目標を定めること。
また、それにふさわしい環境を選ぶこと。
「善にも悪にも強い」といわれるこの宿には、身を置く環境も大事な選択です。
なお、星宿の女性は「女王様気質」の人が多く見られるようです。
古くは「山本五十六」、「高橋是清」が、この星宿。
作家では「志賀直哉」「遠藤周作」。現代の芸能界などでは「勝新太郎」「加藤ローサ」
「鈴木京香」「井川遥」「IKKO」「松任谷由実」プロ野球の「田中将大」など。