
四月から社会へ巣立つ方たちへ。
新しい生活で戸惑うことの多くは、「対人関係」
ではないでしょうか。
学生時代にはヨコの繋がりだけで済んだでしょうが、社会人になれ
ば周囲は皆上司や先輩ばかりです。
当然ですが、人格的に尊敬できる人ばかりではありません。
ここで頭をもたげてくるのが「自尊心」です。
「こんな人間的に尊敬できない奴に、なんで頭を下げなきゃならない
んだ」「あんな上司にへりくだるのは、自分の自尊心が許さない」
真の「自尊心」とは、字の如く「自分自身が最も尊いと思う心」です。
本物の自尊心を持つと、目上、目下という感覚はなくなります。
相手の地位、役割に対して頭を下げる意識になるのです。
人間はみな平等ですが、地位や役割には上下関係はあります。
その人の人格に頭を下げるのではなく、地位役割に頭を下げるの
です。
大人ではなく幼児が国王になっても、家臣や平民はひれ伏さなくては
なりません。
幼児の人間性にひれ伏すのではなく、家臣や平民たちは幼児の役割
地位に服従することで、自分たちの役割地位を果たすのです。
「この分野では絶対に人に負けない」
中途半端な自尊心を持つより、自分自身に絶対的な自信を身に
つけましょう。
そうすれば、相手の人間性など気にならなくなる、強い自尊心が備わ
るのです。
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