悪い霊に憑かれた経験、一度だけあります。
30代の女性の相談者でした。
家族や職場の同僚からのいじめに悩んでの相談。
いろいろな鑑定所を訪ねてみたけれど、高い料金を
ぼったくられるばっかりで(通常の倍)解決策が見いだせ
なかったそうです。
開口一番「私給料××万しかもらえてないので、
あまり高い料金はちょっと・・・」
その給料の安さにびっくり。それは二十年前の給料レベルで
は・・・。
「えっ、あなたいつからその会社勤めているの?」
「高校出て新卒で入社したので、勤続18年になります」
「18年!?・・・その間昇給とかなかったの?」
「最初の数年間はありましたけど、その後は業績が悪いから
昇給なしとか、賃金カットとかあって・・・」
こんな事情を聴けば、値引きしないわけにいきません。
詳しく内容を聴いてみると、まあ、今時これだけ悲惨な目に
あっている人も珍しいなと思えるほどの惨状。
家族全員からのいじめだけならまだしも、
職場に行ってもパワハラの嵐。
通勤電車ではスリに遭って、銀行から降ろしたばかりの
お金を盗られてしまったり・・・。
友人や彼氏、もちろんいません。相談できるのは巷の占い師のみ。
しかし高い確率でぼったくられる。
不幸が洋服着て歩いてるようなもの。
早速、星を見てみると・・・持って生まれた運は悪くない、
年代運も年運も悪くない、
両親との相性も悪くない、今の仕事は適職でもある???
負の要素がほとんどないんですよね。こういうケースは珍しい。
かなり悩みましたが、頭の中から色々な対処法を引き出し、
彼女に提案しました。
そんなこんなで予定時間をかなりオーバーして、
一時間半以上話し込みましたね。
本人も吹っ切れた様子で、清々しい顔で帰りました・・・が、
こちらはどっと疲れました。熱っぽく話し込んだので、
だいぶ体力消耗しちゃったかな。
そう思ったんですが、隣のブースの鑑定士さん
(霊能者でもあります)に
「××さん、憑かれちゃってるね」と言われたのです。
「ええ、かなり疲れました」
「いや、その疲れじゃなくて、悪い霊に憑かれちゃってるわよ」
「!?霊・・・・・憑いてます?」
「そう、今のお客から乗り移ったのね。簡単に祓っておくわ。
家に入る前に塩でお清めしなきゃだめよ」
「はい・・・すみません。お願いします」
ということは、彼女の不幸の元凶は悪霊?・・・。
「まともな占い師は、畳の上で死ねない」
昔読んだ本に、そのようなことが書かれてあったのを
思い出しました。
その意味はこういうことだったのでしょうか。
厄年とは関係なく、定期的に神社などでお祓いして
もらわなきゃ駄目かな。
この出来事にあってから、そう考えるようになりました。
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