ヘルシンキからエストニアの首都タリンまでは、フェリーで約二時間ほど。
フィンランドに行く3日前に、日本からタリン行往復のチケットを予約しました。ネット予約は日本語サイトだったので、とても簡単でした。チケット代は二人で約8600円(往復料金で、日本でいえば二等船室)。
宿泊していたホテルからフェリーターミナルまでは徒歩15分程度。デイチケットがまだ有効だったので、トラムで行きましたけど。
日本でプリントアウトしておいた書類と、パスポートを見せてチケットと交換してもらいます。出国手続きはとても簡単です。受付のお姉さんも応対が分かりやすく親切なので、言葉が分からなくとも何も不自由はありません。
出発一時間半前から乗船開始なので、ゲートに向かいます。
朝7時30分発の便ですが、乗船客は多いです。
また、フェリーまでの通路は結構長い。日本の地下鉄一駅分ぐらい歩く感じでしょうか。
これが乗船するフェリー。通路から撮るには大きすぎて、全体は写せませんでした。
船首は早い者勝ちのソファ席になっています。ここに陣取ることにしました。
上から撮るとこんな感じ。子連れ客にはキッズコーナーもあります。
座席にはコーヒーを売りに来ますが、バーカウンターで酒(ビールが主)を注文する人が多かったようです。
船内を散策してみると、免税店やミニスーパーマーケットなどで買い物する人が多いのには驚きました。たしかヘルシンキでは、度数の強い酒は国営の酒店でしか買えず、しかも値段が高い。度数の低いビールも、フェリー船内やタリンで買うほうが格段に安いので、酒や食料品の買い出しにこのフェリーを利用するフィンランド人も数多いそうです。
船は遅れもなく、定刻にタリンに到着。
フェリーターミナル前は、タクシーの客引きが数人。
でも、ほとんどの人は徒歩で目的地を目指すようです。私もそうします。
帰りの便は16時30分発。出発一時間くらい前にはこのDターミナルへ戻らなきゃ。
世界遺産の旧市街が、我々の目的地。
スマホの地図しか頼るものはないけど、人の流れに沿って行けば何とかなるでしょう。甘いかな?
20分ほど歩いて、やっと旧市街の入り口らしきところへ。
観光案内所に行って地図を手に入れたいけれど、まだ先のようです。
これが、旅行記などでよく出てくる「太っちょマルガレータの塔」なのかな?
ガイドブックによれば・・・「太っちょマルガレータ」という愛称を持つ砲塔で、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートル、銃眼は150以上。1511年から1529年にかけて、タリンの海の玄関口を守る為に建てられました。
これほど太い塔を作ったのは、海から町を望んだ時に難攻不落な印象を与えるためでもあったようです。
現在はエストニア海洋博物館となっています。館内にはさまざまな船具の他、帆船、フェリーなど船の模型が展示されていて、 塔の屋上からは旧市街や港を展望できます。
「太っちょマルガレータ」とは、囚人の世話をした太った女性の名前だという説と、3階部分に据えてあったずんぐりとした大砲のことだという説があります。
午前10時を少し過ぎたところ。観光客が徐々に多くなってきました。
スマホのナビで現在地がどこら辺かはわかりますが、詳しい地名などは不明です。
まあ、でも街並みは綺麗で天気は快晴。街歩きするには最高の日です。
・・・どこにでもマックはあるんですね。
少し裏道に入ると、極端に人通りは少なくなります。
でも、こちらのほうが旧市街の風情はありますね。ここはホテルのカフェでしょうか。
小さなホテルです。というよりペンションなのかな?
そろそろお昼時。カフェも客が入り始めます。なぜかお花屋さんもたくさん並んでいます。霊園でもないのに、こんなに需要があるのかな?
看板娘?こういったマネキン、あちこちで見かけますが、私から見れば微妙なセンス・・・。下の写真はレストランのマネキン。こちらは結構リアル。
足元に二カ所、何か燃やしています。
こんな牛さんのオブジェも。かなりリアル。ここはステーキ屋さんでした(笑)。
やっと着きました、観光案内所。日本語の地図も置いてあります。けど、どうせならフェリーターミナルにあればいいのに。ここ来るまでに、さんざん観光してますよ。
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