フィンランドの世界遺産 スオメンリンナの要塞

 

この島は要塞の遺跡であり、世界遺産でもある「スオメンリンナ島」。

1748年にスウェーデンとフィンランドはロシア帝国に対する守りを目的として要塞の建造に着手しました。しかし1808年にロシア軍に占領され、1855年のクリミア戦争の際、イギリス艦隊の砲撃で損害を被ったそうです。

1917年のロシア革命でフィンランドはようやく独立を果たし、島はスオメンリンナ(フィンランドの要塞)と名を改めました。

まるごと要塞の島で、国の守りの最前線。今は重要な観光資源です。

 

ヘルシンキからは、エテラ港に面したマーケット広場から市営フェリーで行けます。マーケット広場まで来ると、フェリー乗り場もすぐ分かります。

 

有効なデイチケットやヘルシンキカードを持っていればそれで乗船できますが、そうでない場合はチケット販売機があります。12時間有効のフェリー・チケットが5ユーロ。時間内なら何回でも乗船可能です。

 

販売機に80€と書いてあるのは、無賃乗船の場合は罰金が80€だよという意味です。(トラムや地下鉄なども同じ罰金)

 

ちなみに、一応ゲートはありますが、改札のようなものはありません。

 

マーケット広場は、人でにぎわっています。
屋台があり、食事もできます。でも、このときのユーロは142円。写真のメニューを見てください。計算すると結構高い。飲み物も頼むと、屋台で気軽に・・・という値段じゃないですね。ホテルの冷蔵庫に入っていたコーラも(500ml)も、500円超でした。

 

 総じてフィンランドの物価は高めです。付加価値税が23%(食品は13%)もありますから、仕方ないのでしょうが。日本もいずれはこのぐらいの税率になってしまうのでしょうか。フィンランドのように、税率に見合った高福祉なら文句は言えませんが。

 

 

この猫時計は買おうかどうか悩んだけど、・・・やっぱり買えばよかった。

 ユーロを円換算ばかりしてると、買い物チャンスを逃してしまいますね。

 

皆小さな露店ながら、飾りつけは洒落ています。

15分ほどで島に到着。

快晴で、船からの景色もとても良かったです。

大型船が、頻繁にヘルシンキの港を行き来します。

船は団体さんが多かったです。

台湾系かな?つたない英語で聞いてみたら、カナダ在住の台湾人のグループとか。

リタイアしての長期旅行だそうです。一カ月かけてヨーロッパ周遊とは羨ましい。

私が乗った船は小さかったです。物資輸送用にもっと大きい船も着くのでしょうけど。

世界遺産の島でも、住んでいる人たちもいます。

ただし、子供のいる家族とか、いろいろ条件付きですが。

なので、子供の遊び場などもありますね。

ブランコの形状が面白い。

 

アイスクリーム屋さんは、営業してませんでした。

夏場しか開いてないのかな?

結構観光客が居るのに、もったいない。

 

いかにも「要塞」といった壁。

四角の穴は銃で攻撃するためのものでしょうね。

緑に囲まれたスオメンリンナ島は、のどかな雰囲気に包まれています。遠足の小学生の団体も見かけました。

島にある建築物は、(ビジターセンター以外は)かなりの年代ものばかりです。ちなみにビジターセンターは、港から徒歩10分程度です。

お勧めの島巡回コースへ団体さんたちは行ったみたいですが、私は潜水艦の博物館を見たいので、違うコースへ。

続きます。

他の観光客とは違う方向へ。

少し歩くと、その威容が見えてきます。

第二次世界大戦時の潜水艦「ヴェシッコ号」です。

 

現代の潜水艦に比べたらミニチュアのようなものでしょうが、いまだに現役でやれそうな威圧感。綺麗に保存されているので、大戦時の兵器とは思えません。

艦内は博物館になっていますが、残念ながら営業時間外。(-_-)

リサーチ不足でした。島内を観光したならまた寄りましょう。中は撮影できないでしょうけど。

 

島のビジターセンターです。トイレを利用するならここで。

「要塞の島」とはいっても、戦争の傷跡みたいなものは感じられず、沖縄のような悲壮感はありません。まあ、単に私がその歴史を知らないから、そう思えないだけかもしれませんが。

天気の良い日には、お弁当を持ってのピクニックには最適でしょう。

そういった親子連れも、何組か見かけました。

現在もフィンランド海軍の基地が置かれていますが、美しい緑の丘に教会が建ち、レストランやカフェなどが点在する島は、明るくのどかで平和そのものでした。動乱期ではなく、この穏やかな時代に生まれたことを感謝したいですね。そう思わせる「スオメンリンナ島」への旅でした。