「フランダースの犬」 ネロが最期に見た絵

児童文学の名作「フランダースの犬」。覚えていますか?

 

その舞台となったアントワープの「聖母大聖堂」を見学してきました。

 

私は子供時代に本でも読みましたが、テレビアニメの「世界名作劇場」も良かった。

(最初は「カルピスまんが劇場」というタイトルでした)

 

最後のシーンは泣けましたね。

絵画コンクールの優勝を逃し画家の夢も住む家も、全てを失ったネロは寒さと飢えに苦しみながら、アントワープの聖母大聖堂を目指します。

 

月光に照らされたルーベンスの傑作「キリストの降架」。念願がかない、ネロは見ることができました。ネロを追ってきたパトラッシュが寄り添います。硬い友情で結ばれたネロとパトラッシュは、絵の前で抱き合いながら静かに息を引き取る・・。今思い出しても涙腺が緩みますね。

 

下の画像はネロとパトラッシュが最期に見た、アントワープの聖母大聖堂にあるルーベンスの大作「キリストの降架」です。

 

こちらは「キリストの昇架」。

屈強な男たちにキリストが抱えられて、今まさに処刑されようとしているところ。

 

下の絵は「キリストの復活」。

そして「聖母被昇天」。以上四点のルーベンスの大作が、この大聖堂に展示されています。

ガイドさんに言われて天井を見上げると・・・

この「聖母被昇天」の続きがあるのです。

 

画像が小さくて分かりづらいのですが、昇天して空に向かおうとする聖母が描かれているそうです。凝ってますねー。

 

厳かな雰囲気のある聖母大聖堂。

1352年に着手され180年をかけ建立されたそうですが、計画が壮大すぎて、気が遠くなります。

 

ルーベンスの絵画のみならず、内部の装飾は圧巻の一言。

こちらの教会には珍しく、入場料を(たしか5ユーロ)徴収されますが、その料金以上の価値は絶対にあります。

訪れた人たちはその荘厳さに必ずや感動するでしょう。

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