宿曜占いでは「特別な生まれ」という星がいくつか存在します。
「七曜陵逼日(しちようりょうひつじつ)」「金剛峯日(こんごうぶじつ)」
「甘露日(かんろじつ)」「羅刹日(らせつじつ)」等。
なんだか難しそうなネーミングですが、今回はその内の一つだけをわかりやすく説明
しましょう。
この四つの中でも、特に個性的なのが「金剛峯日(こんごうぶじつ)」という生まれ
の人。この星の根底にあるのは「自分は何をやっても許される」という意識。
まあ、トランプ大統領みたいな「俺様」感覚なんです。(彼は金剛峯日の生まれでは
ありませんが)
有名人というジャンルでは、瀬戸内◎◎という作家もこの生まれ。
彼女の経歴をみると、この星の性質を如実に物語っていますね。
東京女子大学在学中の1943年に21歳で見合い結婚し翌年に女の子を出産、
その後夫の任地北京に同行。
1946年に帰国し、夫の教え子と恋に落ち、夫と3歳の長女を残し、
家を出て京都で生活・・・。
このお子さんも可哀想だけど、長い目で見ればこんなクズな母に育てられなくて、
ある意味幸せだったかもしれませんが。
まあ、人間なんて長い人生には色々と過ちを犯す生き物です。
こういった行為をする人も数多くいますし、それを「若気の至り」で済ます人も
珍しくありません。
だけど自分のクズすぎる過去は棚に上げて、人様に説法するという輩はなかなかいな
いでしょ。
まさに「金剛峯日」の真骨頂、「私は何をやっても許される」。
この星の辞書には「反省」や「懺悔(ざんげ)」という言葉はありません。
最近はこんな奴の戯言を、お金払ってありがたく拝聴する人が多いらしいですね。
自分のお金をどう使おうと勝手ですけど、宗教の名をかたった商売ほどおいしい
ものはありません。
ちょっと、わかりやす過ぎる極端な例を挙げたけど、この生まれの人全員がこんな
クズ人間ばかりではないので誤解のないように。